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大貫 晃; 大久保 努; 秋本 肇
Proceedings of 7th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-7) (CD-ROM), 10 Pages, 1999/00
将来型炉の候補として原研で設計研究が進められている稠密炉心を用いた重水減速加圧水型炉の大破断LOCA時再冠水期の炉心冷却に関するフィージビリティ・スタディを行った。原研で開発整備してきた多次元二流体モデルコードREFLA/TRACによる2次元解析により評価した。現在の設計案では圧力容器内の多次元的な熱流動挙動により炉心冷却性が支配され、炉心中心領域での冷却は良好であるが外周部での冷却は悪い。安全基準を満たすうえで上部プレナム注水が有効であることを示した。
井口 正; 村尾 良夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 22(8), p.637 - 652, 1985/00
被引用回数:5 パーセンタイル:59.84(Nuclear Science & Technology)円筒炉心試験装置により上部プレナム注水試験を行い、非常用炉心冷却水を上部プレナムに注入する型式のPWRの再冠水期の熱水力挙動を調べ、次のことがわかった。(1)冷却水は上部プレナムから炉心に円滑に落下した。落下水流量は一次元小規模試験結果を基礎にしたCCFL相間式(Bankoff等)で予想できなかった。これは、炉心からの吹上げ蒸気流が一様でなかったことによる。(2)炉心入口では水は一般に炉心から下部プレナムに流れた。これは、冷却水をコールドレグに注入する型式のPWRの場合とは逆流状態である。(3)再冠水開始以前から落下水による炉心冷却がみられた。(4)低圧注入ポンプ無故障を模擬した注入条件では、蒸気は上部プレナムで完全凝縮し、ホットレグは停滞水で満たされた。一方、半数故障模擬条件では、上部プレナムで完全凝縮が達成されず、蒸気とそれに同伴された水がループを流れた。
傍島 真; 岩村 公道; 阿部 豊; 大貫 晃; 数土 幸夫; 刑部 真弘; 安達 公道
JAERI-M 84-223, 194 Pages, 1984/12
加圧水型炉における冷却材喪失事故のブローダウン終期からリフィル、再冠水過程について調べる目的で大型再冠水試験計画が日・米・西独の協力のもとに実施されている。平板炉心試験は円筒炉心試験と共に大型再冠水試験計画の一翼をなし、炉心の2次元熱流体挙動と再冠水現象における炉心と上部プレナムとの流体の相互作用を研究の主目的としている。下部プレナム注入の重力冠水試験では、まず強制冠水試験には含まれていないダウンカマの影響を調べた。ダウンカマへの蓄水が炉心部の蓄水を上回るにつれ炉心入口流量が増え、強制冠水より炉心下部の冷却が多少よくなるというわずかな相異はあったが、全体的な冷却挙動は類似していた。次に蓄圧系注入なしの低速冠水の特性とブロッケージ部の冷却への影響を調べた試験では、全体的に冷却が悪く、ブロッケージ上部のクエンチ遅れが観測された。FLECHT-SEASET試験との特性比較の試験では、総観的に類似性が見られたものの、平板炉心の温度分布等には2次元性が存在し、また前面ブロッケージのクエンチ特性とは異る特性を示した。
ROSAグループ*
JAERI-M 7737, 168 Pages, 1978/07
本報は加圧水型炉(PWR)の冷却材喪失事故(LOCA)の模擬試験であるROSA-II試験の結果の一部をまとめたものである。各Run(502,505,506,507)の実験条件、実験データおよび現象の解釈が示されている。在来の低温側配管注入を基本としたECCSの注入方式よりも有効性の高い注入方式の開発試験を行った。その結果低温側破断においてブローダウン早期に高温水を上部プレナムに注入し、続いて低温の蓄圧注入系を下部プレナムに注入するのが最も炉心冷却に有効であることが確められた。また低圧注入系は高温側配管に注入するのが、直接的な冷却効果と早期冠水のためによいことが明らかにされた実炉に対する一般化のためには信頼性のあるコードによる解析が必要とされよう。